ステアリングロック市場の今後は、世界的に注目されている低コスト車の影響が大きいと考えられます。新興市場での自動車販売は車両本体が低価格であることはもちろん、車両の運行や維持の費用効率が高く、製品が金額に見合う価値である点が重要視されます。したがって機械式ステアリングロックのような実績があり、シンプルな製品は今後も需要が続くでしょう。これは車両の機能と価格が重要視される商用車に関して、先進国市場と新興市場の両市場に当てはまると考えられます。
スマートキーシステムおよびプッシュボタン式スタートの普及が増えている高級車については、今後、電子機器の採用増加が予測されます。機械式または電気機械式ではドライバー自身の操作でアンロック作業を行う必要があるのに対し、電子式ロッキングシステム(ステアリング、トランスミッション、またはパーキングブレーキ)は電子コードのみでシステムをアンロックすることができるため、こうした新電子技術への適合性が高いからです。
SBD では今後(5 年以内)トランスミッションロックと電動パーキングブレーキは、電子式ステアリングロックに対して大きく市場シェアを伸ばすと見ています。搭載性が良く多様なプラットフォームやモデルでの採用が可能な上に、2 つの機能を果たす能力があるために、これらの製品は車両から 既存のシステムを 1 つ削減できる可能性があるからです。
北米市場では、法規により機械式ロックか電子式イモビライザのいずれかの搭載が選択できるようになり、コスト低減のために機械式ロックが必然的に除外される流れにあります。
代替燃料車ではさまざまな新技術の採用が期待されていますが、電動ホイールハブモーターやステアバイワイヤなどの先進技術もまだ量生産モデルでの採用は見受けられず、実用化されているとは言えません。これらの技術が法律的に認可され、市場へ投入された時には、何らかのトランスミッションロックかブレーキシステムとの併用になるでしょう。
新技術の導入によって脅かされる機械式ステアリングロックの需要ですが、新興市場での低価格車への需要増加により世界的には大きく変動することはありません。これらの車両ではシンプルで実績のある仕様が必要とされ、最も低重量かつ低価格で、必要十分な強度をもつ製品を提供できるサプライヤーが有利となります。
ステアリングロックサプライヤーの今後の課題は、低価格車での需要をいかに捕らえるかにあり、国産ブランドの販売増加が大きく見込まれるインドや中国で地元の格安サプライヤーにどのように対抗していくかポイントです。
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2252 - Steering Locks market information bulletin-J.pdf (2.16 mb)
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